ami amour(アミ・アムール)

☆1stCDの思い出
7/14に札幌の「ノースウェーブFM」であみのCDが紹介されました。「Sound Of Earth」というコーナーです。
「北海道のこの夏のBGMにおススメのアーティスト」として紹介していただきました。
オンエアされたものを、局の方が録音して送ってくださったのですが、ちょっとうれしくなってしまいました。「北海道の夏にやわらかな日差しを届けてくれるような…」ですって。流れたのは「サント・ドミンゴ」「アマポーラ」「碧い海の物語」の3曲。何と、翌日北海道のリスナーの方から、問い合わせのお電話をいただいたのでした。
ありがとうございます!
北海道では何人かの方が、レコード店に探しに行ってくださったそうです。ゴメンナサイ、今のところ手売りなんです。まだお聴きになったことがない方、是非聴いてみてくださいね。車で聴くのにちょうどいい、というご意見もかなりいただいています。何でも安全運転になるのだとか…。リラックスしていただけるのはうれしいけれど、どうぞ居眠り運転をなさらないように…。
お問い合わせ、ご注文はメールでも受け付けております。

☆CDが出来るまで
4月に1stCD「ami・amour(アミ・アムール)」が出来上がりました。レコーディングしたのは去年の9月から10月にかけての約1ヶ月間。
そもそもCDを作ろう!とみんなで盛り上がったのが2年前でしたから、ずいぶん長い道のりでした。
いいスタッフの方に恵まれて、最高にゴキゲンなアルバムが完成致しました。
アレンジをしてくださった渡邊匠さん(ベーシスト&ギタリストでもあります)が「映画みたいなCDを作りたい」と仰って今回の企画がスタートしました。
聴いている方が、まるで映画を観ているように映像が浮かんでくるCD…という意味です。
渡邊さんのお亡くなりになられたお父さまは映画監督でいらっしゃったそうですが、血は争えないですね?
大森にある「ふぉるく」と「山王Audium」で録音しました。
私の音楽人生の中では一番興奮した時間でした。アレンジは全てスタジオで初めて聴いたので、いい意味で新鮮な気持ちを持って唄えることができたように思います。
まず初めに録音したのはポルトガルのマドレデウスのナンバー「海と少女」でした。渡邊さんのアレンジを聴いた瞬間、涙が出そうになりました。
これは15曲全てに言えます。どのアレンジも素晴しくて、この感動が永遠に続けばいいのに…と思った程です。
そして素晴しいミュージシャンの方たち!
全部で18本の楽器が使われているんですよ。
2曲目に入っている「プリマベーラ」の作曲者でもあるピアニストの豊島さんは、お忙しい中を時々励ましに寄ってくださいました。差し入れのみかん、おいしかったな。「サザエさん」を唄われた宇野ゆう子さんも、お姉様と一緒に訪ねてきてくださいました。
連日の録音で疲れきっていたので、少しナーバスになっていたのですが、そんなこんなで乗り切ることができたんです。「ふぉるく」にはパンジーの鉢植えをたくさん持っていって飾ってました。花が大好きなので、癒されるかな、と思って…。
エンジニアの宮さんは呆れていたかも?そう言えば宮さんは、私が思うように唄えなくてかなり落ち込んでいた時、近くの公園にさりげな〜く連れ出してくれましたっけ。さりげなさが非常に有り難かったです。
朝から夜中まで、何日もかかった作業でしたが、みんなが「いい物を作りたい」という想いで取り組んだ時間。ライブが一番好きだけど、残る物を作るのも結構いいもんだなあ、と思いました。
だけど、一人では何もできません。支えてくださった皆さまがいらしたからこそ、です。
そしてCDが出来上がった今、今度は聴いてくださる方がいらっしゃるからこそ、です。
皆さまに感謝感謝!なのでした。一人でも多くの方がこのCDを聴いてくださいますように…。

☆その歌声は「そよぐ風」
今回のCDジャケットのポイントは「まっ白」です。手にされた方はだいたい驚かれます。
右下に小さく私の後ろ姿が描かれています。これは友人のカメラマン・渡邉久美ちゃんが撮ってくれた写真を、デザイナーのしのぎさんがグラフィックにしたもの。
「なんで後ろ向きなの?」と聞かれることもあるのですが、もともとは私が高台から空を見上げている写真なんです。
去年の夏、撮影の為に千葉を訪れました。久美ちゃんおススメの場所があったからなんです。海から吹いてくる風を受けて、夏の空に向かって立つ私。希望でいっぱい!って感じがしません?
ピアニストの豊島さんは、「ジャケットを開いた瞬間に、風の音が聴こえてきた」と仰ってくださいました。まさにこだわりのデザイナー・しのぎさんが狙った通りだった訳です。「まっ白」なジャケットから様々な色を感じてほしいな、と思います。
これを機に仲良くなったコピーライターの塩田あゆみちゃんが、しのぎさんと共同でキャッチコピーを付けてくれました。
〜その歌声は「そよぐ風」〜。
宝物の言葉です。