ライブ・コンサート

  • 2005年5月22日 ラプソディ(ホテルセンチュリーハイアット東京)
  • 「風祭り・ディナーショウ」
  • 出演者(敬称略)
  •      vo.賀来まさ江、森下嗣子、あみ
  •      g.佐藤ふじを
  •      pk.吉田豊
  •      pf.砂原嘉博
  •      d.服部正美

今年で3度目のディナーショウ。
年明けと共に、歌手・賀来まさ江さん(通称アラレさん)&森下嗣子ママ&あみ
&バンマス・佐藤ふじをさんの4名でミーティングが始まる。

「今年は何をしようかね〜〜〜?」と、マイペースで煙草をふかしながら
焼酎をちびちびっと飲む、笑顔のふじをさん。
3ヶ月の間に、ああでもないこうでもない…と言いながら、選曲・アレンジを決めて
のんびり(でも結構焦り気味)準備は進められていく。

去年のディナーショウから始めたフラは、今年の為に約1年間、稽古を続けてきている。
オープニングで着る予定の衣装も、去年から嗣子ママが用意してくれていた。
(直前になって、アラレさん&嗣子ママの二人が「やっぱり、こんな可愛いの
着れない〜!」とゴネ出したけど…^-^)

前日の夜中に、やっと書き上げた最終台本をリハが始まる前に、皆の前で読み上げながら
説明していく。
舞台監督がいないので、一応そのマネごとを引き受けている私。
これが実は、私にとっては一番大変。責任重大。
ステージがスムーズに流れるかどうかが、かかっている。

お手伝いの小林さんに、急遽、黒子になってもらって、マイクスタンドや椅子の
セッティング等をお願いすることになった。
それだけではなく、雨の中、お弁当や水の買い出しに、何度も行ってもらった。
(小林さん&Hさん、本当に助かりました!)

今年は、歌手3名&ふじをさん(ギター)、吉田のお父さん(パーカッション)、
正美さん(ドラムス)の全員が、各々My・マイクを持参していたので、去年のような
不満も出ず、順調なリハーサル。
4回着替える衣装の早変わりも、問題なくイケることが判明。
後は、開幕を待つばかり。

18時開場。
突然、ザワつき始める。
我々も、準備万端。
ステージに乗る3分前に、「いつものやるよ!」とふじをさんから、女性楽屋に
呼び出しがかかった。
一本締めならぬ、一本開き(?)を皆でキメて、いざ出陣!

オープニングは、ふじをさんにコーラスアレンジしてもらった「そよ風にのって」。
      

揃いの衣装がピッタリ!爽やか〜〜〜^-^
馴染みの笑顔もチラホラ見えて、場内は早くもヒートアップ。
そのまま、3人のソロタイム。
「パリはシャンパン」「海よりも空よりも」「愛の幻」…それから、我々のフラの先生でもある
御子柴美智子先生にバトンタッチ。

「アラ・ピカケ」では、ふじをさんと正美さんが歌も担当。


3人でフラの衣装に身を包んで再び登場。
アラレさんと嗣子ママは踊り手に…私はウクレレで弾き語り。
「モーニング・デュー」という、めちゃめちゃ可愛い歌。
二人共、さすが1年間稽古をしてきただけあって、去年とはまるで大違いの踊り!

後ろから眺めていても、女っぽかったなあ…。
(知り合って何年にもなるけれど、こんなアラレさんを見たことは今までなかったぞ)

フラの後は、南国風メドレー。

「真っ赤な太陽・恋の季節・南国の夜・亜麻色の髪の乙女・黄昏のビギン…」
そして、締めくくりは3人でウクレレを持って、「憧れのハワイ航路」!

但し、アラレさんと嗣子ママが持っているのは、段ボールのウクレレ。(アラレ作)
ああ、可笑しかった。

メドレーの賑やかさとは打って変わって、お次はアラレさんのギター弾き語り。
「哀しい酒〜アドロ」。
ピアノの砂原さんが、「カッコよかったね〜」と言うほど、シブかった。

あみ「O-A-Zu-KE」「愛の讃歌」、

アラレさん「希望のサンバ」、


嗣子ママ「再出発(たびだち)」へと続く。
「再出発」は、何とふじをさんのオリジナル曲。大好評だった。

舞台に嗣子ママと砂原さんだけ残って「ヴェドライ・ヴェドライ」 。
さあ、歌手もバンドもフィナーレに向けて、衣装替え!

嗣子ママの「祭りだ〜!」のかけ声と共に、吉田のお父さんと正美さんが
チャンチキ・デンデン…鳴らしながら登場。

  

フィナーレは、代々木3丁目の方にお借りしたハッピに身を包んでの「お祭りマンボ」。
 

てやんでいッ!
 

頭にはねじり鉢巻、足先は足袋…中身も全部揃った祭りの衣装。
こんなの着たの初めてだったので、気分が余計に高揚した。
私が着ると、「こういう子、いるよね!」と、皆が裏で大笑い。

そのままアンコールの「エル・ポロンポーン・ペーロ」に突入して、勢いにノッて
The End!
ところが、入り口でお客様のお見送りをしようと待機していたのに、拍手が鳴り止まない。
慌てて、ステージに戻ったけれど、ネタ切れ。
 

仕方がないので、バンドソロをひと通り楽しんでいただいた後、同じ歌を歌って
「もうこれでほんとに終わり〜!」と終わりに持ち込んだ。
しかし、楽しかったの何の…。
お客様もテンポよく、変わっていくステージを堪能してくださったようだった。

その後のビールのおいしかったこと…おわかりいただけるでしょう?
翌日、ふじをさんから「はなまるなディレクターぶりでした」とお褒めに与った。
ホッと胸をなで下ろした次第。
歌手とバンド全員が、これだけ一体になれるディナーショウを、私たちは他に知らない。
これ、出演者とお客様たちの感想。
このウキウキ・ワクワク感を失わずに、来年へ向けてGo! Go! Go! だ!